「華厳経の風景」を立ち上げてから3年半になりますが、この間、華厳経思想と電脳の「落し子」のようなフラクタル(自己相似集合図形)との関係を考察してきました。特に後半の「エピソード編」では広く仏教思想を電脳の科学技術的な思想と比較し、その類似点を考察してきました。
これらは粗削な検討でしたが、仏教思想と電脳の技術的思想とは、きわめて「縁」がよいもので、詳細に比較検討するに値いするとの確信を得ました。
これは、仏教が人間の作為を加えない「自ずから然るべき道」を究明するものであり、自然の成立ちやその仕組みを基盤にしていることであって、純粋な意味での自然科学に対応すべきものであろうと思われます。
この比較検討は、仏教を現代の日本の若者に理解してもらうのと同時に、広く世界に発信するために、きわめて重要なことなのです。
そこで今回からは「仏教思想と自己相似集合」と題し、もう一度初心に立ち帰って、再度見直しながらきちんと考察したいと考えています。
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仏教思想と自己相似集合の
親子スタッフ
制作者:岡田 明 [ mail ]
西多摩郡瑞穂町在住
現役時代は国の研究機関で、金属加工技術の開発に専念。リタイア後は趣味として、花のイメージをコンピューターで生み出す手法の開発に専念。